つなみ

見るも無残な故郷のすがた、
こらえきれない悲しみ。
波がとりさっていったひとびとの壁、
立ち現れる希望。
絵巻物がひも解かれ、くり返しうたわれることで、
現実は物語へと昇華していく。

 家から家へと訪ねて歩き、絵巻物を見せながら、うたい、聞かせる語り部「ポトゥア」。連綿と受け継がれてきたこの伝統は、インド東部やバングラデシュの一部の地域に、いまも息づいています。絵巻物の題材は昔から伝わる民話から地元のニュースまで、実にさまざまです。
ふたりのポトゥア、ジョイデブ&モエナ・チットロコルは、2004年にインド洋で発生した大津波による惨状を知り、その出来事と亡くなったひとたちのことを忘れないために、絵を描き、語り歩くことにしたのです。
その後、彼らの絵巻物は蛇腹式の本に姿を変えて、2009年にインドの出版社・タラブックスより『TSUNAMI』として出版されました。本書はその日本語版です。

書誌情報

タイトル  つなみ
著 者   ジョイデブ&モエナ・チットロコル
訳 者   スラニー京子
価 格   ¥3,500 + tax(予定)
ISBN      9784990811648
発売日   2018年9月末
仕 様   145 × 365 mm(蛇腹式)/ 12頁
原書発行  タラブックス(インド・チェンナイ)
印刷/製本 AMMスクリーンズ(インド・チェンナイ)
日本語版レイアウト 矢萩多聞

手づくりの本

本書は、南インド・チェンナイ郊外の工房で、職人たちの手によってつくられました。手漉きの紙に、シルクスクリーン印刷によって一色ずつ、一枚ずつプリントされ、手製本で仕上げられています。

すでに印刷工程に入っておりますが、仕上がりには多くの時間を要します。発売の目処がたちましたら本ウェブサイトにてお知らせいたします。

※以下の画像はタミル語版です。

 

購入方法

発売日が近づきましたら、本ウェブサイトおよびSNSにてお知らせいたします。