本を贈る

島田潤一郎・矢萩多聞・牟田都子・藤原隆充・笠井瑠美子・川人寧幸・橋本亮二・久禮亮太・三田修平・若松英輔

大切な人が困っているとき金銭を送る。だが、私たちは言葉を贈ることもできる。

本は工業的に生産され、消費されている。本は確かに商品だが、宛先のある「贈りもの」でもある。「贈る」ように本をつくり、本を届ける10人それぞれの手による珠玉の小論集。〈執筆者〉批評家・若松英輔/編集者・島田潤一郎(夏葉社)/装丁家・矢萩多聞/校正者・牟田都子/印刷・藤原隆充(藤原印刷)/製本・笠井瑠美子(加藤製本)/取次・川人寧幸(ツバメ出版流通)/営業・橋本亮二(朝日出版社)/書店員・久禮亮太(久禮書店)/本屋・三田修平(BOOK TRUCK)

書誌情報
価格
¥1,800+税
刊行日
2018年09月11日
ジャンル
ISBN
9784990811631
判型
四六判
製本
上製
頁数
304ページ
刷数
3刷(累計7千部)
装丁
矢萩多聞(Ambooks)
校正
牟田都子

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著者について

島田潤一郎・矢萩多聞・牟田都子・藤原隆充・笠井瑠美子・川人寧幸・橋本亮二・久禮亮太・三田修平・若松英輔

若松 英輔
一九六八年、新潟県生まれ。批評家・随筆家。
慶應義塾大学文学部仏文科卒業。二〇〇七年「越知保夫とその時代 求道の文学」で第一四回三田文学新人賞受賞。二〇一八年『見えない涙』(亜紀書房)にて第三三回詩歌文学館賞を受賞。著書に『常世の花 石牟礼道子』(亜紀書房)、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋) 、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『霊性の哲学』(KADOKAWA)など。

島田 潤一郎 
一九七六年、東京育ち。
二〇〇九年九月に出版社「夏葉社」を東京・吉祥寺で創業。『昔日の客』(関口良雄著)、『星を撒いた街』(上林暁著)ほか、昭和の名著の復刊などをひとりで手がける。著書に『あしたから出版社』(晶文社)がある。

牟田 都子
一九七七年、東京都生まれ。出版社の契約社員をへて、フリーランスの校正者。関わった本に『猫はしっぽでしゃべる』(田尻久子、ナナロク社)、『詩集 幸福論』(若松英輔、亜紀書房)など。

矢萩 多聞
一九八〇年、横浜市生まれ。画家・装丁家。
中学一年で学校をやめ、南インドと日本を半年ごとに往復。二〇〇二年から本づくりの仕事にかかわるようになり、これまでに四五〇冊を超える本をてがける。著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)など。

橋本 亮二 
一九八一年、名古屋市生まれ。大学卒業後、朝日出版社に入社。一般書営業部所属。流通から販売までの一連の業務に従事している。Twitter運用やメールマガジン発行も担当。全国各地、本のある空間に行くことが日々の糧。

笠井 瑠美子 
一九八〇年生まれ。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、株式会社東京印書館に入社。製版部、管理部門を経て退職後、デザイン制作会社に勤務する傍ら、手製本工房まるみず組で手製本を習う。現在は加藤製本株式会社で束見本作成に従事。文芸や人文書などの上製本を主に手がける。

川人 寧幸
一九七一年生まれ。一九九四年早稲田大学第二文学部卒業。フリーター時代を経て九〇年代後半にリブロ池袋本店でアルバイト二ヶ月、契約社員二年。取次の鈴木書店でアルバイト一年、正社員二年。同社倒産後、本の運送会社や書店でのアルバイトを経て、二〇〇三年、取次の株式会社JRCの創業に参加。二〇一二年に副業として出版の夜光社、同年、取次として独立し、ツバメ出版流通株式会社を創業。現在に至る。

藤原 隆充 
藤原印刷株式会社 取締役。創業七〇年の印刷会社の四代目。企画の段階から造本における仕様の提案を得意とし、本づくりを全面的にバックアップする。近年ではインディペンデント系の実績多数。代表的な作品として『T5』(東京藝術大学)、『もうひとつのデザイン』(D&DEPARTMENT)、『Rebuild New Culture』(Rebuilding Center Japan)、『わざわざの働きかた』(わざわざ)等。

三田 修平
移動式本屋・ブックトラック店主。横浜市在住。
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS等を経て、二〇一二年に独立。ブックトラックの他にも飲食店や小売店のブックセレクト、雑誌・ウェブサイトでの連載など様々な形で本に関わる仕事をしている。

久禮 亮太
一九七五年生まれ、高知県出身。早稲田大学法学部中退。あゆみBOOKS早稲田店アルバイト、三省堂書店契約社員を経て、二〇〇三年よりあゆみBOOKS五反田店に正社員として勤務。二〇一〇年より同社小石川店店長。二〇一四年退職。二〇一五年「久禮書店」の屋号で独立。神樂坂モノガタリ(東京都新宿区)などで選書、書店業務一般を行うほか、長崎書店(熊本市)などで書店員研修も担当している。

目次
  • 本は読者のもの  島田潤一郎 (編集者)
  • 女神はあなたを見ている  矢萩多聞(装丁家)
  • 縁の下で  牟田都子(校正者)
  • 心刷  藤原隆充 (印刷)
  • 本は特別なものじゃない  笠井瑠美子(製本)
  • 気楽な裏方仕事  川人寧幸(取次)
  • 出版社の営業職であること  橋本亮二(営業)
  • 読者からの贈りもの  久禮亮太(書店員)
  • 移動する本屋  三田修平(本屋)
  • 眠れる一冊の本  若松英輔(批評家)
版元より